「国語に関する世論調査」の結果について

文化庁では国語施策の参考とするため、平成7年度から毎年調査を実施。
本来の意味・言い方とは違う認識をしている言葉の主な例は次の通りです。
「憮然」は56.7%が「腹を立てている」(本来は「失望してぼんやりとしている様子(28.1%)」)、「御の字」は49.9%が「一応、納得できる」(本来は「大いに有り難い(36.6%)」)、「砂をかむよう」は56.9%が「悔しくてたまらない」(本来は「無味乾燥でつまらない様子(32.1%)」)。
そのほか、「どちらの言い方を使うか」という設問に対する主な調査結果は次の通りです。
本来の言い方で認識をしている言葉として、「舌の根の乾かぬうちに(=前言に反したことをすぐに行ったり、行ったりするさま)」が60.4%で、本来の言い方ではない「舌の先の乾かぬうちに」を使う割合は24.4%でした。
本来の言い方ではない言葉は、「自分の言うことに、うそ偽りがないことを固く約束するさま(=天地天命に誓って)」が53.7%という結果で、正しい言い方の「天地神命に誓って」は32.1%でした。
調査結果は文化庁Webサイトに掲載されています。