TCシンポジウム2015を終えて

TCシンポジウム2015は盛況でした
TCシンポジウム2015は東京開催を8月25日・26日、京都開催を10月7日~9日に実施し、合計1,440名の参加者を集め、無事終了しました。過去27回のTCシンポジウム開催で5番目の集客数でした。基調講演、パネルディスカッション、特別セッション、事例・研究発表、および展示会など多彩な企画があり、毎年入場者数約1,000名が聴講する業界最大のイベント。弊社社長の木下は校正をテーマに特別セッション、事例・研究発表で登壇し、それぞれがほぼ満席(約30名)でした。当協会の関係者から「初参加で、3つの登壇がすべて満席なのはあまり例がない」と言われました。校正に対する関心の高さを改めて実感しました。
事例研究論文発表と特別セッションに登壇
事例研究論文の発表を行うことになりました。テーマは「校正ミスはソフトで減らせるのか?―デジタル校正とアナログ校正のミス予防比較―」。 内容はタイトル通り、校正ミスを校正支援ソフトで減らせるのかということを実際に試してみて、その結果をまとめました。さらに、必ずしも校正ミスは校正者のスキルによる原因だけではないことを提起しました。それはワークフロー全体の改善を図れないとミスの軽減も難しいということです。そうした実体験をもとに論文としてA4で9枚にまとめました。新宿の工学院大学(2015/8/26)と京都リサーチパーク(2015/10/8)の2カ所で発表しました。さらに同シンポジウムの京都開催では特別セッションという時間枠で「校正・校閲スキルアップ講座」の講師を引き受けました。